1. 施設概要
施設名称 |
環境の森センター・きづがわ |
所在地 |
木津川市鹿背山川向1-2 |
敷地面積 |
約50,900 ㎡ |
建築面積 |
約3,900 ㎡ |
竣工 |
平成30年8月31日 |
施設規模 |
94t/24h(47 t/日×2炉) |
焼却炉形式 |
全連続燃焼ストーカ方式 |
発電設備 |
復水式タービン発電機1,220kW |
2. 施設の特徴
多種多様なごみを安定燃焼させるため、ごみの十分な撹拌・均質化できる設備を設けています。
ごみの量や質に対応するため、ごみ供給量や燃焼空気量を自動制御するシステムの導入によりごみの燃焼を最適化するとともに、焼却炉出口にレーザー式O2分析計を設置することで、燃焼状態に応じたリアルタイム制御を行います。
排ガスは集じん器や脱硝反応塔などの最先端の排ガス処理機器で処理するとともに、法令規制値よりもさらに厳しい管理目標値を設定し、有害物質の除去を行い、きれいになったガスを大気に放出します。
測定項目 |
法令規制値 |
管理目標値 |
ばいじん |
0.15g/m3N以下 |
0.01g/m3N以下 |
塩化水素 |
430ppm以下 |
50ppm以下 |
硫黄酸化物 |
K値17.5以下 (4600ppm相当) |
30ppm以下 |
窒素酸化物 |
250ppm以下 |
50ppm以下 |
水銀 |
50μg/m3N以下 |
50μg/m3N以下 |
ダイオキシン類 |
5ng-TEQ/m3N以下 |
0.05ng-TEQ/m3N以下 |
ごみを焼却した際に発生する排ガスから熱を回収し、高効率ごみ発電を行います。(最大出力1,220kW)発電した電力は施設内の電力として有効に利用し、余剰電力は売電します。
施設内で発生するプラント系排水は全て施設内で処理した後、排ガスの冷却等に使用し、施設外に放流しません。(“排水クローズドシステム”を採用)なお、生活雑排水は、合併浄化槽で処理した上で放流します。
3. ごみ処理の流れ
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4. 焼却灰等の最終処分
ごみを焼却処理し最終的に発生した焼却灰等は、大阪湾フェニックスセンター(最終処分場)へ搬出し、適切に処分されています。
大阪湾フェニックスセンターに関する情報はこちら(大阪湾フェニックスセンター)から。
2015年9月25日に国連総会で持続可能な開発目標(英語: Sustainable Development Goals、略称: SDGs)が採択されました。
環境の森センター・きづがわにおけるごみ処理や発電、施設見学を通じた環境学習の取り組みは、教育、衛生、エネルギーなどの目標達成に寄与するものです。
※SDGsに関する基本情報はこちら(外務省)から。